占い
占術について
以下では、水晶球占い、タロット、オラクルカード、西洋占星術の各占術について簡単に説明します。
水晶球占い
水晶球占い(クリスタルゲイジング Crystal Gazing)の一般的なイメージでは、薄暗い部屋の中で、大きな透明の水晶球をテーブルに置いて、それに手をかざしながら、そこに浮き出てくる映像で占うように思われがちかもしれませんが、水晶球占いのなかにも様々な種類があります。
使う水晶は、大きな透明の丸球だけでなく、手のひらに乗る小粒のものもありますし、透明でない場合もあります。水晶も天然だけではなく、加熱処理をした練り水晶を使う人もいるようです。占いのときも、イメージを重視する人もいますが、メッセージを声で聞く人や、直感で理解するタイプの人もいます。
金属を磨いた鏡で代用したり、洗面器に水を張って占う人もいるようですが、これらはスクライイング(Scrying)と呼ばれる占術であり、一般的な水晶球占いとは少し系統が違います。
占術を習得するのにかかる時間が人によってまちまちなので、最近は少なくなっているようですが、ヨーロッパでは占いの最高峰と考えられていた時期もある、非常にパワフルな占術です。詳しいことはこちらをご覧下さい。
タロット
タロットカードの起源は不明ですが、ヨーロッパ中世後期にトランプと同じカードゲームの札として、タロットの原型とされるカードが使われていたそうです。そして、近世に入って占いのための道具として洗練され、神秘主義思想を取り込みながら西ヨーロッパで発達し、枚数・絵柄・解釈など様々なバリエーションのものが登場します。
20世紀初頭にイギリスで作成されたウェイト版タロットが非常に人気を博したので、現在ではこれが一応のスタンダードのような立場にありますが、いまでも解釈の違いや占いの精度を高めようとして、多くのバリエーションが生まれています。
タロットは、意味だけではなく、描かれたイメージからインスピレーションを受けることが多いので、占う内容によって絵柄や種類の違うカードデッキを使う人もいます。
ルノルマンカード
次回更新時までお待ちください。
36枚のカードで占う卜術です。
オラクルカード
タロットには、「魔術師」や「塔」などの重要なシンボルがありますが、そのシンボルによって占うという方法を推し進めたのがオラクルカードになります。オラクル (Oracle) には神託という意味があります。
タロットには比較的長い歴史があるので、種類によって細かな違いはあっても全体としては似ていますが、オラクルカードは個人が独自のテーマを決めて自由に作成しているので、それぞれが個性的なものになっています。また、一般的に、タロットと違ってネガティブな意味を持ったカードが存在しないので、扱いやすいと言われています。
占術の入門用としても適しています。また、その人にあったオラクルカードを使うことで、他の伝統的な占術と変わらない精度を発揮してくれます。テーマや図版の関係で、高次のスピリットからのメッセージを受け取る手段として使われることもあるようです。
西洋占星術
人類が生み出した占術のなかで、最も古いもののひとつです。膨大な歴史があるので、多くの理論があり、体系化も進んでいます。なので、専門書を読むことでだいたいの知識は得られるようになっています。ただ、最終的に導き出される結論が人によって違うのは、この占術の面白いところであり、難しいところでもあります。
星座ごとの説明文などを読んでいて、自分の性格や考え方と一致しないと思う事があると思います。そのような場合は、出生場所と出生時間から正確な自分自身のホロスコープを作成してみると、この占術のすごさを納得できる部分があると思います。西洋占星術は、星座だけで読み取るものではなく、惑星の位置なども非常に重要だからです。
何かを占うときに、メインで使っても補助的に使っても、多くの手掛かりと洞察を与えてくれる頼もしい占術です。占星術を日常生活に取り入れて、月の運行を意識して暮らせば、普段とは違う人生の側面を気付かせてくれたりもします。また、夜空を見上げるのが好きな人にとっても、魅力的な占術です。
占術の選択について
占術は、ご依頼をいただいたときに、ご相談内容によって最適と思われる方法を使うようにしています。場合によっては、単一ではなく、複数の占術を使うこともあります。ですのでご依頼時に占術のご指定をいただく必要はございません。また、占術の指定は受付できません。